百瀬先生から教えていただいたスライド作りのポイントをいくつかご紹介します。
学生さんたちにとって永久保存版というやつになるかもです。
①タイトルにこだわる
スライドの上の部分には大体タイトルをつけると思うのですが、タイトルにはぜひこだわっていただきたいと思います。
例えば「AとBの関係」ではなく、「AがBに与える影響」の方が好ましいです。
「AとBとの関係」では、どちらが影響を与えるのか双方に関係し合っているのか、よくわかりません。
タイトルはそのスライドで伝えたいことをバシっっと端的にこだわってつけましょう。
②言葉を大切にする
発表上では表現の仕方を統一させる必要があります。
例えば、話し言葉やその研究室では意味の通じる略語でも、組織が違うと全く通じない言葉もありますよね。誰に話すのか、その人の立場やバックグラウンドを考えてその分野で持っているであろう知識量を想像しながら発表しなければなりません。
例えば東京大学の人に「東大電気」と言えば、「東京大学電気電子工学科」のことだとすぐにわかるのですが、熊本大学の人には、学科なのか分野なのか教員組織なのかよくわからないと思います。
発表で長い言葉を繰り返し使うのが煩わしいときは、最初に「東大電気は 東京大学電気電子工学科のことです。ここでは、東大電気という名前を使わせていただきます。」と伝えておくと、説明がスムーズになります。
③絶対伝えたいメッセージは文字にする
タイトルとそのスライドで伝えたいメッセージは口で伝えるより文字にしておいた方が伝わり具合はグッと上がります。
スライド一枚一枚のタイトルとメッセージを最初に決めておくと、スライド作りがよりスムーズに行くかと思います。
例えば下のは、私のスライドですが、このスライドで伝えたいことを最初に下に赤文字に書いておくと何が言いたいのか明確ですし、発表中に言いたいことを忘れてしまっても読むだけでどうにか形になります。
④勝負どころでは ページ数/全スライド数
スライドマスターを使って、勝負どころのスライドはぜひ、8/25のように、ページ番号の表示は全スライド数も載せるようにしましょう。
全スライド数があると、今全体の何ページ分まで発表が進んでいるのかが一目瞭然なので、聞き手も集中力を維持させやすいです。
⑤斜体、下付き文字など正確に
例えば、H2O ではなく H2O
溶解度 S ではなく S
このように、文字の表記にもしっかりこだわっていただきたいと思います。
以上の点を気を付けていただくだけでも、大分スライドの質が上がると思います。
すると、基本的なことの注意を受ける時間で、さらに一段とレベルの高い指導を受けられます。 またなにか自分の備忘録としてもポイントをちょくちょくまとめていきたいと思います。
お役に立てれば幸いです。
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